モロッコ雑貨図鑑【01: レザープフ(プーフ)】

こんにちは。

筆者はモロッコ雑貨が大好きで、モロッコインテリアを目指してコツコツとモロッコ雑貨を収集しています。

そんな我が家のモロッコ雑貨をひとつひとつご紹介していきたい!という企画でございます。

モロッコ旅行で購入したものや、日本で購入したもの、いろいろなエピソードと共に、それぞれの魅力について語っていこうと思います。

個人的な感想や偏った知識があるかもしませんが、どうぞ気長にお付き合いいただけますと幸いです。

目次

モロッコインテリア アイテム01:レザープフ(プーフ)

第一回目はこちら、レザープフ(プーフ)です。

日本でもポピュラーなモロッコ雑貨ですよね。モロッコインテリアといえば、まずこれが思いつく方が多いのではないでしょうか。

プフとは

プフ [pouf](もしくは、プーフとも呼ぶ)とは、モロッコで作られるクッションです。

中でも今回は、レザーで作られたレザープフのお話をしたいと思います。

特徴1:レザーのパッチワーク&伝統刺繍

最大の特徴はこのデザイン。山羊皮(ゴートスキン)を使用しています。ゴートスキンは硬すぎずしなやかさがあり、耐久性に優れています。色むらやワイルドなシワの感じがかっこいいです。

そしてパッチワークの形状や、中央の刺繍の紋様は、モロッコプフのアイデンティティとも言えるデザインかと思います。

つなぎ目部分は密に刺繍が施されていて、工芸品の良さと言いますか・・・手仕事のクオリティを感じます。叩いても引っ張っても壊れなさそうな、とてもしっかりした作りです。

特徴2:大きさ

そしてこの大きさ。通常のクッションのように背もたれとして使うのではなく、椅子として使ったり、ソファの前に置いて、足を乗せるためのオットマンとして使ったりできるようなサイズになっています。

サイズは直径55cm、高さは30cm程度のものが多いようです。

我が家のローソファにはちょうどいい高さでした。

ズシっと大きなプフは、1つあるだけでお部屋のアイキャッチになること間違いなしです。

便利な使い方

椅子やオットマンの他にも、便利な使い方があるんです。

収納として活用できる

中綿付きで販売されているものもありますが、カバーだけのものもあります。

個人的には、カバーだけのものがおすすめです。なぜかというと、収納として活用できるからです。

プフの裏側にはファスナーがついていて、自分で中綿になるものを詰めます。

我が家では、ブランケットやリネン、使っていないヌードクッションなどを入れています。結構たくさん入るんです。

ブランケットとリネンはキャンプ用品なのですが、しょっちゅう使うものではないので、キャンプに行く時以外はここに入れっぱなしにしています。

シーブンオフの布団や衣類などを収納しておくのもいいのではないでしょうか。

収納しながらインテリアとして楽しめるなんて、まさに合理的ですよね。

トレーと組み合わせてテーブルに

円柱状で上部がフラットなので、トレーを置けば簡易的なテーブルにもなります

このトレーもティーセットもモロッコのものです。これらも大好きなモロッコグッズなので、後々ご紹介していきますね。

アウトドアでも活躍

キャンプに行く時は、寝袋やブランケットなどをプフに入れて持っていきます。

ぽんっと置くだけで様になる、主役級アイテム!

モロッコでは中庭文化があったり、ノマドと呼ばれる遊牧民族が暮らす地域があったりと、屋外で使うシーンも多いようなので、耐久性には勝手に信頼を置いています。

ただし、染色の堅牢度には不安があるので、色落ちしないように水濡れには少し気をつけています。(実際に色移りしたことはまだありません。)

レザープフとの出会い

私がこのプフに出会ったのは2018年のモロッコ旅行でのことです。

モロッコのフェズという街は革工芸が盛んらしく、タンネリという染色工場が人気の観光スポットになっています。

ゆるい形の大きな染色槽が並んでいて、他では見られないような面白い光景です。ここでの染色方法は、鳥の糞尿などを使ったオーガニックなものなのだとか。写真の右端に、ミントを持つ手がぼんやりと見えると思いますが、染色工場の匂いがキツくてミントを鼻に当てるよう案内されるのです・・・(笑)

観光客向けなのか、商品の倉庫なのか分かりませんが、見学場所の下の階に、レザーの小物や服などがどっさり陳列された部屋がありました。

そしてここで見つけたのが今回ご紹介したプフです。私が選んだのは(とりあえず日本では)一番ポピュラーなデザインのものですが、上の写真のように少し愉快な感じのデザインのプフもたくさんありました。白いプフのような、高さのあるものもあります。

日本にはない感性で、見ていて面白かったですが、ほんとにこんな感じのデザインばかりだったので・・・この中から普通のデザインのものを探し出せてよかったです。

日本でモロッコ雑貨を扱うお店にお伺いすると、ちゃんと日本人好みのデザインをセレクトされていて、本当にすごいなあと思います。

この旅の記録は下の記事からも読めますので、興味があればどうぞ。

まとめ

第一回はレザープフをご紹介いたしました。

美しさと合理性を併せ持ったプフの魅力は伝わりましたでしょうか?

次回のモロッコ雑貨図鑑は「バブーシュ」です。また見に来てくださいね。

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター/テキスタイルデザイナー。多摩美術大学卒、インテリアとテキスタイル関係の職歴があり、インテリアコーディネーター資格保有。日々の暮らしの充実、理想のインテリアの追求を生きがいにしています。

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